最低限のお金の勉強を
前職時代の記事を書き残したままだったので、どうせなら公開してしまおうと。
自分の大きな課題はアウトプットに対する精神的ハードルの高さとアウトプットするまでの遅さなので、とにかく量を出すという意味でも。
昨年、マネーショートのレビューを書いたのでついでに日々思うことを。
僕の前職の業界ではよくCSRとして「経済金融教育」をすることが多いのだけど、あれなんのためにあるのか実は非常に疑問だったりする。
高校生や大学生に為替の仕組みを説明したり、窓口業務や口座開設の体験をしたりするのだけどそれって本当に必要なの?それより先に教えてあげたほうがいいことあんじゃないの?と思うことがしばしば。
マネーの流通の話の前に自分の財布の管理の仕方を教えてあげなよと。
収入 ー 支出 > 0ならお金がたまる。符号が逆なら(長期的には)破産。
サラリーマン家計(もはや崩壊しているかも、というのは別論として)の場合、は1日単位で見ると給料日以外はこの状態だ。
サラリーマン家庭なら、インカムあがあるのは月1回。ただ、お金を使わない日はない。電気ガス水道は決済がまとまっているだけで日々課金されているわけで。
「大人」ならわかってることだけれど、親から金をもらって生きている子供にはその感覚は養われていないんじゃないかと。高校でバイトを始めてから初めてわかってくるなんてことが多い中で、それをもっと早く教育課程の中で教えるべきじゃないのと。
簡単な算数とカレンダーの読み方の話じゃないですか。小学生で教えればいい。
自分が私立中学の教員だったら入試問題これで作るし、公立の教員だったとしても授業で教えると思う。(なんの教科になるんだろうかは知らないけど)
月に一回しか収入が入ってこず、毎日支出が発生するのなら計画的に収支をコントロールしないといけないよ、というのが子供にもわかってくるはず。
中学入試とかで底に穴の空いた容器に水道で水を入れる問題解いたり、太郎くんが次郎君を追いかけるぐらいできるのだから、リアルに家計の問題作ったっていいじゃないと思うんだけどなぁ。
結果自分の家計が大問題だって子供に悟られたりしてもいいのでは。
ちなみに日々キャッシュが入ってこないことに恐怖心がある人はアフィリエイトの勉強でも始めたほうがいいかもしれない。それはそれで意義のある教育だと思う。