相談は伝え方が9割
よく記事を読ませていただいている方から「気をつけてね」とメッセージをいただいた気がした。
僕にとって、人の相談に乗るのは難しい。女性の相談となるとなおさらだ。
そんなやつがなんでキャリア相談を受ける仕事しているのか、とは自分でも思わなくもない。
いくら相手のことを思った上での非の打ち所のない正しいアドバイスだったとしても、それでも「伝え方」ひとつでそれが受け入れてもらえない、ということは起こる。言葉の選び方、話している時の態度は本当に気をつけないといけない。
仕事に限らず、相談を受けるというのはなかなかに骨が折れる。しかも、相談する側が望んでいないような結論の方が真にその人のためだったりすると本当に大変。相談を受ける側になり、希望とベストな結論とのコンフリクトを経験するようになって本当にそれを感じた。これはしんどい。普通に疲れて寝込むもん。
それでもその人のためを思ったらコンフリクトを戦わないといけない。でも、伝え方を間違えると人は頭ではわかっても感情で納得しない。これは相談を受ける側としては失格だ。
もしその結果、結論を誤ってしまったら僕の場合は「だから言ったのに」と思うよりも「ああ、自分には相談する価値もないと思われたんだな」と感じて悲しくなる。
説得でも上から目線のアドバイスでもない。真にその人に寄り添った上で受け入れてもらうためにどう伝えるか。それができるようになるまで、怒られ続けるのだろうな。