債券の基礎
たまには前職の話を。
僕はむかし証券会社で債券フロントシステムの開発企画を担当していたので、その商品(債券)のことから書いておきたい。
債券とはよくある言い方をすると、「会社の借用証書」と言われる。これはこれで間違っていないのだけど、投資家の目線とはちょっと違う。
では、債券って何なのか?投資家目線に近づいてみると「原則、一定期日毎にちょびっとお金をもらえ、満期になると額面の金額が帰ってくる金券(チケット)」だ。
チケットという点ではライブのチケットとも、新幹線の乗車券とも本質的には何も変わらない。
債券は定期預金に似てるけれども、違いはこのチケットなので売り買い可能というところだ。
どうしてそんなものを売買する意味があるのかって?
これが大アリなのだ。
その理由は金融の大事な大事な要素である「金利」と関わってくるので機会を改めたい。
まあ、所詮はチケットなのだ。